歯科口腔外科より
2016.9月号
いつも当院歯科口腔外科をお引き立てありがとうございます。私たちは、地域の歯科診療所との共存共栄・連携を重視し、「大学病院より敷居をはるかに低くし、急患は拒むことなく即応する」を基本方針とし、主訴の解決後は速やかに主治医へ引き継ぐことを心がけ、なかでも入院・手術を必要とする症例に重点をおいています。
全身麻酔下にて行う手術は毎週木曜日に行い、腫瘍、囊胞、骨折、顎骨骨髄炎、顎変形症、埋伏智歯抜歯などを扱っています。特殊な治療としては、顎骨骨髄炎に対する手術+術前後の高気圧酸素治療、硬性内視鏡を用いた臼歯部の歯根端切除など最新の治療を積極的に取り入れるようにしています。特に顎変形症に伴う手術(上下顎骨移動術など)は、昨年赴任した柚木医師を中心としたチームが、連携医の先生方と密に連絡をとり積極的に取り組んでいます。そのほかにご紹介頂いた連携医の先生が手術に参加したり、形成外科や耳鼻科など他科の先生方と手術を行うこともあり、連携を重要と考えている当院の特徴であるとも思います。
また、入院、外来診療の特徴として、地域歯科医師会の訪問診療活動支援にも力を入れており、障害者の外来対応はもとより、在宅高齢者に対しては、必要であれば一定期間入院していただき、口腔状態の改善を行っています。
お困りのことがありましたら何でもご相談下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
歯科口腔外科 齋藤浩人