インプラント ~時代は昭和から平成、そして令和へ~
2019.7月号
10連休も終わり、新しい令和の時代の幕開けとなりました。連携医の先生方、本年度もよろしくお願いいたします。
昭和が64年、平成が31年と時を経ておりますが、歯科治療も時代とともに変化しつつあります。先日、40年以上前に入れたインプラントがぐらぐらして炎症を起こし、除去を目的で紹介された80代の患者様がいました。最近あまり見かけなくなりましたブレードインプラントが下顎に埋入されていました。抜去してみると、私も初めて見たサファイア製のブレードインプラントでした。私たち口腔外科診療に至っては現在CTなどの3次元画像をよく用います。昭和の時代にはパノラマ1枚でこんな透明なインプラントを埋入し、その後40年以上機能していたことに非常に驚きました。現在チタン製スクリュータイプのインプラントが主流を占めていますが、また新しい時代にはまた新しい治療が開発され、新しい材料やシステム、もしくは再生医療が進んでいるかもしれません。チタンなんて古い時代が来るのでしょうか?
何はともあれ、よい治療成果を長続きさせるためには患者との信頼と定期的な予防処置必要であることを日々考えさせられる毎日です。
~歯科口腔外科よりお知らせ~
このたび在宅訪問歯科診療に携わっている先生方とのコミュニケーションを、よりスムーズにとらせていただくために9月に連携の会を企画させていただきました。同封の案内チラシをご覧ください、たくさんの先生方のご参加をお待ち申しあげます。
歯科口腔外科 冨江 華織