検体検査室のご案内
検査案内
血液や尿などを検査材料とした肝機能・腎機能・感染症マーカーなどの生化学・免疫学的検査を実施しています。夜間の対応もしており24時間365日稼動しています。診療前の検査は、1時間以内に報告します。
当院で行われている検査は、次のとおりです。
特色
各種の分析装置を用いて、機械的に検査を行なっています。同じ機種を2台稼動させることで緊急時にも365日24時間いつでも遅滞なく検査が行なわれます。
生化学検査
生化学検査は採取した血液や尿などのさまざまな成分を分析し、からだに異常がないか、どの部分の疾患なのか、炎症があるかなどを調べる検査です。
肝臓 | 代表的な検査項目:AST(GOT)、ALT(GPT) AST・ALT(GOT・GPT)が高いと、急性肝炎・慢性肝炎・薬剤性肝障害・アルコール性脂肪肝などが考えられます。 |
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腎臓 | 代表的な検査項目:尿素窒素(BUN)、クレアチニン(CRE) 腎機能が悪くなると尿素窒素やクレアチニンが上昇します。 脱水状態でも数値が上昇するので結果の解釈には注意が必要です。 |
膵臓 | 代表的な検査項目:アミラーゼ(AMY) 膵炎などでアミラーゼが上昇します。 血中アミラーゼと尿中アミラーゼを測って診断に役立てます。 |
糖尿病 | 代表的な検査項目:血糖(グルコース)、ヘモグロビンA1c(HbA1c) 血液値が高い状態が続くと糖尿病が疑われます。 ヘモグロビンA1cは過去1~2ヶ月の血糖値を反映する指標です。糖尿病の血糖コントロールに役立ちます。 |
痛風 | 代表的な検査項目:尿酸(UA) |
動脈硬化 | 代表的な検査項目:総コレステロール(T-CHO)、中性脂肪(TG)、HDLコレステロール、LDLコレステロール |
※血糖値や中性脂肪など食事によって影響を受ける項目もあります。
生化学検査機器
感染症関連免疫検査
感染症関連免疫検査は肝炎、AIDS(エイズ)、梅毒などの感染が疑われるときや入院時・内視鏡検査時など他の感染防止の為に行います。
検査項目 | 検査の目的 |
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HBs抗原 | B型肝炎の診断・B型肝炎を疑う場合 |
HCV抗体 | C型肝炎の診断・C型肝炎を疑う場合 |
HIV抗体 | HIV感染を疑う場合 (後天性免疫不全症候群(AIDS)の原因ウィルスです。) |
梅毒検査 | 梅毒感染を疑う場合 |
腫瘍マーカー、甲状腺関連検査
検査項目 |
主な対象部位 |
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PSA | 前立腺ガン |
AFP | 肝臓ガン |
CEA | 大腸など消化器系のガン |
CA19-9 | 膵臓ガン、胆道ガン |
CA125 | 卵巣ガン、子宮ガン |
甲状腺機能検査 | 甲状腺機能低下症 | 甲状腺機能亢進症 |
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TSH(甲状腺刺激ホルモン) | 高値 | 低値 |
FT3(甲状腺ホルモン) | 低値 | 高値 |
FT4(甲状腺ホルモン) |
迅速感染症検査
短時間(約10~20分程度)で結果がわかり診療に役く立つ検査です。
代表的な検査項目をお示しします。
- インフルエンザウイルス検査
- 肺炎球菌検査
- マイコプラズマ検査
- アデノウイルス検査
- レジオネラ検査
血液検査
血液検査は、貧血や炎症、および血液疾患の診断に必要な検査です。
※また、出血傾向を調べたり、白血病の診断、治療の効果判定、フォローアップに欠かせません。
検査名 | 検査内容 |
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血球算定 | 白血球数、赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリット値、赤血球恒数(MCV,MCH,MCHC)、血小板数を調べ、貧血・炎症・白血病などの診断に役立てます。 |
血液像 | 血液中の細胞の形態を観察します。 |
凝固・線溶検査 | 出血した際に体内できちんと止血ができているのかを調べる検査です。また抗凝固作用のある薬(ワーファリン等)を服用している人の薬のモニタリングにも使用します。 |
赤血球沈降速度(ESR) | 通常、赤沈あるいは血沈とよばれ、炎症疾患などのスクリーニングや経過観察のために検査します。 |
赤血球
マラリアに感染した赤血球
一般検査
一般検査では尿検査と便潜血検査、胸水、腹水、髄液などの検査を行っています。
尿検査は試験紙に尿をつけて、成分を分析します。また、顕微鏡で尿中の細胞成分を観察することもあります。
腎臓病の多くは無症状であり、大部分は尿検査の異常を伴っています。このことから、早期発見をするのに簡便で有用な検査が尿検査です。
検査案内
尿定性
- 尿を試験管に入れ、機械にかけ尿成分を分析します。
尿沈査
- 遠心分離器で尿中の細胞成分などを分離します。
- 細胞成分などを顕微鏡で観察します。
Q&A
Q.お小水はどれだけカップに採ればいいのですか?
A.カップの一番下の25mlのラインまで採ってください。