募集要綱(歯科)


プログラムの目的と特徴

 当院は、歯科口腔外科を含めて20科よりなる総合病院である。重点医療として脳血管疾患医療、肝疾患系難病ならびに神経系難病医療、リハビリテーション医療、感染症医療および障害者歯科医療等が謳われている。歯科口腔外科はこれらの患者に積極的に対応している。特に、地域の在宅訪問歯科診療活動では対応困難な寝たきり状態の患者を入院させて口腔内の状態改善を行うことに力を入れている。

 限られた期間ではあるが、多くの患者を見学・担当することによって基本的な一般歯科治療を履修するとともに、総合病院という医療環境の中で障害者、有病者に対する治療時の配慮を身につけ、高齢社会に充分に適応できる歯科医としての基礎を培う。特に、患者とのふれあいを大切にし、相手の立場に立った診療態度を身につけることが望まれる。研修修了後には治療速度は遅くとも、ほとんどの患者に対応できる知識と能力を有する歯科医となるよう教育する。また、現代の診療活動に必要不可欠な健康保険に対する知識も身につけさせる。

  当科は地域診療所との連携関係に重点を置き、都城南地区に我が国でもユニークな歯科診療ネットワークを形成し、高齢化社会に向けての歯科医療の中核をなすべく活動している。今後の歯科医療のあり方を考え経験する上で当科での2年間は非常に有用と考える。

  僅か2年で、対応できない患者がない程の実践的な歯科医を育てるべく、3人の常勤医が厳しく緊密に指導する。症例はきわめて豊富で、身につけるべき重要なテーマに対しては毎月レポートが課せられる。

  また、院内全ての医師・歯科医師の前での研究発表会もあり、非常に忙しく余暇の少ない2年であることを覚悟の上で応募されたい。 プロになるため、積極的に意欲的に知識・技術を追求する若人を求めている。当科での日常を更に詳しく知るため、当院ホームページより「診療科のご案内」→「歯科のコラム」に目を通すことを勧める。

※本募集要項は今後も改訂の可能性があり、定期的にチェックされたい。

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学生の皆さんへ

 荏原病院歯科口腔外科のHPへようこそ。
 当院は2年制のカリキュラムを設定している単独型の研修施設です。
 学生時代における臨床実習のボリュームが年々削られている昨今、卒直後にどのような環境で仕事をするかが、皆さんの歯医者人生の基盤となってきます。

 生まれたばかりの雛が初めて見たものを親と信じるように、最初に教わったことは、それからの自分の診療スタイル(考え方・テクニック)の幹となります。自分の経験からですが、後からそれを修正することは時間が経てば経つほど難しくなってきます。私たちは、若いうちだからこそ学ばなければならない真っ当な歯医者としての最低限の正しいことを伝えていこうと思っています。
 そのためには、ある程度のレベルでオールラウンドに診療ができなくてはなりませんし、それ以前に患者さんを口腔だけではなく一人の人間として診ることが必要となってきます。当科では口腔外科と麻酔科研修(2か月)を通じて、全身状態を把握して口腔内を診ることのできる歯科医師になってもらいたいと考えています。
 最近の歯科医療は、審美・再生・インプラント治療など魅力的な分野がどんどん発展してきています。しかし、これらのコンセプトは独立して成り立っているわけではなく、従来の普遍的な診療の上にあるものです。何が一番大切なことなのかをよく考え、まずは基本をひとつひとつ地道に押さえていくことが肝心です。そのような、もしかしたらつまらないし、時間もかかる、お金にもならないことを勉強するのは若い時代にしかできません。 最後に付け加えますと、どの研修施設においても一長一短があると思います。
 当科においても特長と思われるところが実は反面、短所であったりします。
結局は皆さんのやる気によって研修は良くも悪くもなるものです。私たちは皆さんがこれから長い歯医者人生を迎えるにあたり、よいスタートを切っていただくよう、精一杯指導させていただきます。
一緒に切磋琢磨しましょう!

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研修内容

<内容>  1年で辞めることはできない。2年目には麻酔科研修も予定している。

1年目 ・他科の医師との連携法(依頼状、報告書等の書き方)
・画像診断
・一般的な保存、補綴治療
・簡単な口腔外科処置 等
2年目 ・より高度な保存、補綴治療
・難抜歯、小手術などの口腔外科処置
・顎関節症
・入院患者の管理
・障害者、有病者の治療 等

※あくまでも予定であり、研修医の能力により変更されることがある。
 参考までに、これまでの研修医の実績を紹介する(ただし、1年間の研修のもの)。
 ・抜髄、感根治:10ケース
 ・クラウン・ブリッジ:10ケース
 ・義歯:10ケース以上
 ・水平埋伏抜歯:20ケース(普通抜歯は少なくともこの3倍以上)
 ・この他に中央手術室での口腔外科手術助手;全症例(50例以上)




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研修医の出身大学

東京歯科大学、鶴見大学、日本大学松戸歯学部、日本大学、東京医科歯科大学、東北大学、広島大学 、神奈川歯科大学、昭和大学、九州歯科大学


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令和5年度 募集要領

応募資格 令和5年3月に行われる歯科医師国家試験受験予定者
募集人員 1名
研修期間 令和5年4月1日から2年間
処遇 <身 分>
荏原病院 任期付病院職員
<報酬月額>
263,500円 ※月20日勤務とした場合
別途賞与(年2回)あり
出願手続 出願締切日:令和4年8月31日(水)<必着>
必 要 書 類:願書兼履歴書【PDF 96KB】※B4サイズ゙で出力、
     :卒業(見込)証明書、
     :小論文課題「私の理想とする歯科医師像」(800字程度、
      形式自由)自筆(ワープロ不可)
選 考 日:令和4年9月9日(金)13:00~15:00(予定)
選 考 方 法:面接選考
     :口頭試問
     :歯科医師臨床研修マッチング協会のマッチング
※応募多数の場合は、出願時に提出した小論文により第一次選考を行うことがあります。
願書請求及び送付先 荏原病院庶務課庶務係 臨床研修担当
郵便番号145-0065 東京都大田区東雪谷4-5-10
TEL 03-5734-8000(内線1204)
FAX 03-5734-8023
Eメール ebara_kenshu■tokyo-hmt.jp(※送信の際は■を@に置き換えてください。)
見学申込 当院の見学は随時受入れています。
(特別の事情のない限り、応募するにあたっては、予め当科を見学することが望ましい。)
申込みの詳細はについてはこちらをご覧ください。

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