入院中のお食事は?
(1)病院食は3つの役割を担っています
- 入院患者さんの栄養状態を改善し、疾患の治癒・病状回復の促進につなげます
- 退院後も継続して食事療法を継続するめのお手本となる食事としています
- 入院生活の癒しと潤いにつながる食事としています
(2)病院食は大きく2つに分類されます
一般治療食:治療上、特別に栄養素の増減を必要としない食事
- ライフステージ別に離乳食、幼児食、妊産婦食などを設定
- 病状回復のため、食生活の手本となるような料理・献立
朝食
昼食
夕食
特別治療食:疾病治療のために、栄養素の増減や食材・食形態の工夫が必要な食事
- 栄養成分を調整
例)エネルギーコントロール食、塩分コントロール食など - 食材や食形態を考慮
例)潰瘍食、胃術後食
<胃術後食(6回食)>
朝食
昼食
夕食
10時分食 | 15時分食 | 20時分食 |
(3)管理栄養士が約120種類に分かれている治療食すべての献立作成をしています
その献立をもとに、「安心・安全においしく」を第一に考え、様々な工程を経て365日毎日、3食の食事提供を行っています
(4)食べにくい患者さんへは、食形態を調整しています
咀嚼嚥下機能に合わせて形態を加工
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013と適合させ共通言語化し、退院後も安全な食事提供につなげる取組をしています
④嚥下調整食の調整方法
ご覧になりたい項目をクリックしますと、詳細を見ることができます。
やわらか食(嚥下調整食3)
(5)安心・安全でおいしい食事を
①おいしい食事の提供
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保温・保冷配膳車を使用し、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たく召し上がっていただけるよう配膳を行っています。
- 朝食は毎日、和食と洋食から選べ、夕食についても週3回2種類の料理から選べる選択食を実施しています。
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お誕生日、ご出産の患者さんにはお祝いのお献立を用意しています。
②衛生管理を徹底しています
「東京都食品衛生自主認証制度」による認証を受けた施設です。安全なお食事の提供に心がけています。